例えば、又渡一海 千餘里 至末盧國 有四千餘戸 濱山海居 草木茂盛行不見前人 好捕魚鰒 水無深淺皆沉没取之
また、一海を渡る。千余里。末盧国に至る。四千余戸があり、山と海すれすれに沿って住んでいる。草木が盛んに茂り、行く時、前の人が(草木に隠されて)見えない。魚やアワビを捕ることが好きで、水の深浅にかかわらず、みな、水に潜ってこれを取っている。と記され、平地では竹木が生い茂り、歩くことさえ困難であったようで、法道仙人の逸話にあるようにその移動は山の尾根を歩いて移動していたと考えるのが妥当なのでしょうねー。
太古の歴史を考察するには、現代の土地の利用を状態や道路状況を前提での考察では、全く間違った答えが導き出されてしまうのです。
ゆえに机上での学説や参考書等での考察では、新しい答えは出ないのです。